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どうぶつの森シリーズ紹介 - 現実の時間とともに流れるのんびり村生活

任天堂のどうぶつの森シリーズがどのように始まったのか、現実の時計で進むゲームの仕組みと作品ごとの流れ、あつまれ どうぶつの森の記録と今楽しむ方法をまとめます。

#どうぶつの森 #任天堂 #あつまれどうぶつの森 #生活シミュレーション

どうぶつの森(英語タイトル Animal Crossing)は、任天堂の生活シミュレーションゲームシリーズです。プレイヤーは言葉を話す動物たちが暮らす村や島に引っ越し、釣りをしたり、虫をつかまえたり、化石を掘ったり、家を飾ったりしながら住民と一緒に過ごします。決まった目標もエンディングもなく、ゲームの中の時間はゲーム機の時計とカレンダーに合わせて現実と同じように流れます。

この記事では、どうぶつの森がどんな発想から生まれたのか、なぜ「やることが決まっていない」ゲームがこれほど多くの人に愛されたのか、そして2020年の『あつまれ どうぶつの森』が残した記録と、今シリーズを楽しむ方法をまとめます。

ひと目でわかる概要

項目内容
発売2001年4月14日(日本、NINTENDO64)
開発任天堂(企画:江口勝也、野上恒)
プラットフォームNINTENDO64、ゲームキューブ、ニンテンドーDS、Wii、ニンテンドー3DS、Nintendo Switch、モバイル
ジャンル生活(コミュニケーション)シミュレーション

本編は機種ごとに一作ずつ発売されてきました。韓国で正式に発売された作品は『おいでよ どうぶつの森』(DS)、『街へいこうよ どうぶつの森』(Wii)、『とびだせ どうぶつの森』(3DS)、『あつまれ どうぶつの森』(Switch)です。

誕生の背景

第一作はもともとNINTENDO64の拡張周辺機器である64DD向けに、ダンジョンを探検するロールプレイング冒険ゲームとして企画されていました。64DDにはリアルタイムクロックと記録用ディスクがあり、こうしたゲームに適していましたが、周辺機器の発売が延期され続けたため、開発も止まってしまいました。

最終的に通常のカートリッジへ移すことになり、共同ディレクターの江口勝也はゲームの方向性を変えました。冒険の代わりに、家族や友人、コミュニティをテーマに、複数の人が別々の時間に同じ村を育てていく「終わりのない生活ゲーム」にすることにしたのです。開発は任天堂情報開発本部(EAD)で、江口勝也、野上恒、そしてスーパーマリオを共に作った手塚卓志が率いました。このゲームのために、NINTENDO64のカートリッジとして唯一リアルタイムクロックを搭載したことも特筆すべき点です。

『どうぶつの森』は2001年4月14日に日本でNINTENDO64向けに発売され、同年12月には機能を追加した『どうぶつの森+』がゲームキューブで発売されました。北米版『Animal Crossing』は2002年に発売され、ローカライズの過程でアメリカの文化に合わせた記念日やアイテムが新たに作られました。この作業が高く評価され、その内容を再び日本版に取り入れた『どうぶつの森e+』が2003年に日本で発売されています。

ゲームの仕組み

プレイヤーが村に着くと、たぬきち(英語版 Tom Nook)が家を用意してくれ、その代わりに家のローンを返済することになります。ローンに利息がつかないという点が、このシリーズの雰囲気をよく表しています。その後は、何をするかすべてプレイヤーが決めます。

  • 採集と収集:果物をとり、貝がらを拾い、魚や虫をつかまえます。ほとんどの物はゲーム内通貨の「ベル」で売ることができます。
  • 博物館への寄贈:化石や美術品、魚、虫を博物館に寄贈して図鑑を埋めていきます。
  • 飾りつけ:家具を集めて部屋の中を自由に配置し、壁紙や床、服を変えます。自分で模様を描いて、オリジナルの服を作ることもできます。
  • 住民との交流:どうぶつの住民と会話し、手紙やプレゼントをやり取りします。関係によって住民が引っ越してきたり、出ていったりもします。

何より大切なのは時間です。朝と夜、季節が現実と同じように変わり、特定の日にだけ開かれるイベントや、特定の季節にしか現れない虫や魚がいます。木が育つにも実際に何日もかかります。そのため、一日に長時間遊ぶよりも、毎日少しずつ立ち寄るスタイルで楽しむことになります。毎時ちょうどに切り替わるBGMや、どうぶつたちが聞き取れそうで聞き取れない声で話す「どうぶつ語」もシリーズの象徴です。

なぜ名作なのか

どうぶつの森の最大の意義は、競争や失敗がなくてもゲームは十分に面白くなれることを示した点にあります。第一作は目的がなくても夢中になれる独特のゲーム性で好評を得て、カジュアルゲームというジャンルの初期の例として挙げられます。普段あまりゲームをしない人たちまで引き込んだこともよく語られます。任天堂の岩田聡元社長は、3DSと一緒に『とびだせ どうぶつの森』を注文した人のうち56%が女性だったと紹介しています。

もう一つは「同じ時間を一緒に生きている感覚」です。ゲームを起動していない間も村の時間は流れ、再び起動するとその間に季節や景色が変わっています。ゲームキューブ版の文句にあるように、電源を切っていても動き続ける生活ゲームという設計が、どうぶつの森を他のゲームと区別しました。

販売記録も着実に伸びてきました。ウィキペディアにまとめられた数字では、『おいでよ どうぶつの森』は1,175万本、『とびだせ どうぶつの森』は1,304万本が売れました。2020年3月20日に発売された『あつまれ どうぶつの森』は発売から6週間で過去作の累計販売本数を上回り、2026年6月30日時点で5,029万本と、Nintendo Switchで2番目に売れたゲームになりました。The Game Awards 2020ではベストファミリーゲーム賞を受賞しています。

シリーズと影響

シリーズは機種が変わるたびに新しい要素を加えてきました。

作品機種特徴
おいでよ どうぶつの森(2005)ニンテンドーDSシリーズ初のオンライン通信に対応
街へいこうよ どうぶつの森(2008)Wiiマイク周辺機器Wiiスピークでボイスチャットに対応
とびだせ どうぶつの森(2012)ニンテンドー3DSプレイヤーが村長になって村を運営
あつまれ どうぶつの森(2020)Nintendo Switch無人島の開拓、DIY制作、一つの島に最大8人

『あつまれ どうぶつの森』のディレクター京極あやは、2012年から構想を始めていたと明かしています。すでにできあがった村ではなく無人島を舞台に選んだのは、過去作との差別化を図り、島をより自由に飾れるようにするためでした。発売が新型コロナウイルスの流行期と重なったことで、このゲームは家にこもっていた人たちが島で集まり、結婚式や卒業式の代わりを開く場としても使われました。

外伝には、家をデザインする『どうぶつの森 ハッピーホームデザイナー』(3DS)、『どうぶつの森 amiiboフェスティバル』(Wii U)、モバイルゲーム『どうぶつの森 ポケットキャンプ』があります。ポケットキャンプは2024年11月にサービスを終了し、追加課金のない買い切り版『ポケットキャンプ コンプリート』に移行しました。村の住民キャラクターは『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズや『マリオカート8』にも登場しています。

今楽しむには

今いちばん始めやすい作品は『あつまれ どうぶつの森』です。Nintendo Switchで遊ぶことができ、2026年1月15日にはNintendo Switch 2 Editionとともにバージョン3.0のアップデートが配信されました。リゾートの別荘をデザインする有料追加コンテンツ『ハッピーホームパラダイス』もあります。

初めてなら、一日の計画を立てるよりも、毎日少しだけ立ち寄って住民にあいさつし、その日につかまえた魚や虫を博物館に寄贈するくらいから始めるのがおすすめです。どうぶつの森は早くクリアするゲームではなく、ゆっくり積み重ねていくゲームだからです。

このようにのんびりと一つずつ埋めていく楽しさが好きなら、絵のピースを一つずつはめて完成させるケケスタジオのJIGGLEBELLジグソーパズルも、同じようなペースで楽しめます。

参考資料

KEKE STUDIOのゲーム

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