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クラッシュ・オブ・クラン:村を作りクランで戦うモバイル戦略ゲーム

Supercellのクラッシュ・オブ・クランはどう作られたのでしょうか。村づくりと攻撃・クラン対戦のルール、名作とされる理由、スピンオフと影響、今遊ぶ方法までまとめました。

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クラッシュ・オブ・クランは、自分の村を作って育てながら、ほかのプレイヤーの村を攻撃して資源を奪うモバイル戦略ゲームです。2012年の登場から10年以上が過ぎましたが、今もアップデートが続いており、長く運営されているモバイルゲームの代表例としてよく挙げられます。

この記事では、クラッシュ・オブ・クランがどのような過程を経て作られたのか、村づくりと攻撃、クラン対戦はどのような仕組みなのか、なぜ名作とされるのか、そしてクラッシュ・ロワイヤルのようなスピンオフへどうつながったのかをまとめました。最後に、これから始める人向けの案内も載せています。

ひと目でわかる概要

項目内容
発売2012年8月2日(iOS)、2013年10月7日(Android)、2023年10月23日(Windows)
開発Supercell(フィンランド・ヘルシンキ)
プラットフォームiOS、Android、Windows
ジャンル戦略、村づくり、基本プレイ無料(アイテム課金)

誕生の背景

Supercellは2010年5月にフィンランドのヘルシンキで設立されたゲーム会社です。最初の作品はブラウザゲーム『Gunshine』でしたが、その後モバイルゲームへと方向転換しました。Supercellは、5〜7人ほどの小さなチーム、いわゆる「セル」がアイデアからゲームを作り、社内テストとカナダのApp Storeでのテスト配信を経て、反応が良いときだけ世界に向けてリリースするやり方でよく知られています。2012年に出た農場ゲーム『ヘイ・デイ』とクラッシュ・オブ・クランは、この会社の名を初めて広く知らしめた作品です。

クラッシュ・オブ・クランは約6か月かけて開発され、その間、遊び方は大きく変わらなかったといわれています。参考にした作品としては『Backyard Monsters』や『Travian』といったWeb戦略ゲームが挙げられ、絵柄はスーパーファミコンやアーケードゲームの影響を受けています。最初はもっと漫画のような絵柄でしたが、戦略ゲーム好きのユーザーに軽く見られることを心配して、今の姿に変えました。開発期間の大半はマルチプレイ専用でしたが、フォーカステストの後、ゴブリンの村を攻撃するシングルプレイのキャンペーンが追加されました。

遊び方

プレイヤーは村の族長となり、何もない土地から村を育てていきます。

  • 資源:ゴールドとエリクサーで施設を建て、アップグレードします。タウンホール7からはダークエリクサーが解放され、ヒーローや特殊ユニットを強化できます。ジェムは有料通貨で、実績を達成して手に入れることもできます。
  • タウンホールとビルダー:タウンホールのレベルが上がると、より強い施設や高いレベルが解放されます。すべての建設とアップグレードには、手の空いているビルダーが必要です。
  • 防衛:大砲、迫撃砲、アーチャータワー、ウィザードの塔、インフェルノタワーなどの防衛施設と、トラップ、壁で村を守ります。
  • 攻撃:バーバリアン、アーチャー、ジャイアント、ホグライダーなどのユニットと呪文を組み合わせて、ほかのプレイヤーの村を攻撃します。攻撃時間は最大3分で、破壊率50%以上、タウンホールの破壊、村の全壊に応じて星を一つずつ獲得します。

クランとクラン対戦

このゲームの核心は、その名のとおり「クラン」です。最大50人が一つのクランに集まり、お互いにユニットを援軍として送ったり、会話をしたりします。クラン同士がぶつかるクラン対戦では、準備日と対戦日がそれぞれ1日ずつあり、各自が2回ずつ攻撃して獲得した星の合計で勝敗が決まります。2018年には、複数のクランがリーグ形式で競うクランウォーリーグが追加されました。

このほか、2017年には別の島にもう一つの村を作る「ビルダーベース(旧ナイトモード)」が、その後はクランメンバーが一緒に作り上げる「クランキャピタル」が加わりました。2022年にはユニットの訓練コストが、2025年3月にはユニットの訓練時間とヒーローの回復時間がなくなり、待ち時間が大きく減りました。

なぜ名作なのか

クラッシュ・オブ・クランはMetacriticで74点と、批評家のスコアが特に高いほうではありませんでした。それでも長く名作とされる理由は、いくつかにまとめられます。

一つ目に、攻撃も防衛もプレイヤーの考え次第です。どのユニットをどこに出すか、村をどう配置して相手の攻撃を防ぐかを考える過程が、単なる数値の競争以上の戦略性を生み出しています。批評家たちも、短い時間で遊べるのに本物の戦略が必要な点を高く評価しました。

二つ目に、クランというコミュニティが人々を長く引きつけました。一人で遊ぶゲームではなく、友人や仲間と一緒に対戦の準備をし、結果について話し合う体験が、長期的なプレイにつながりました。

三つ目に、商業的な成果が非常に大きかったことです。2013年にはGoogle Playの売上1位、2015年にはApp StoreとGoogle Playの両方で売上1位を記録しました。2016年にテンセント側のコンソーシアムがSupercellの株式81.4%を取得したのも、こうした成果が背景にあります。一方で、ジェムの購入を促す仕組みが強いという批判も、発売当初から根強くありました。

シリーズと影響

クラッシュ・オブ・クランの世界観は、Supercellのほかのゲームへと受け継がれました。最も代表的なのは、2016年に登場したリアルタイム対戦ゲーム『クラッシュ・ロワイヤル』です。2021年には『Clash Quest』『Clash Mini』『Clash Heroes』の3作品がまとめて発表されましたが、3作品とも開発が中止されました。

マーケティングも話題になりました。2015年にはアメリカのスーパーボウル中継で俳優リーアム・ニーソンが出演する広告を流し、2016年からはYouTubeでアニメ『Clash-A-Rama!』を公開しました。2025年5月には、Netflixでのアニメシリーズの制作が発表されました。

業界全体で見ると、クラッシュ・オブ・クランは、村を育ててほかのプレイヤーを攻撃し、クランで協力するというモバイル戦略ゲームの型を大衆に広めました。発売から何年経っても定期的なアップデートでゲームを成長させていく「ライブサービス」型の成功例としても、よく取り上げられます。

今遊ぶには

クラッシュ・オブ・クランはiOSのApp StoreとGoogle Playから無料でダウンロードでき、2023年からはWindowsでも遊べます。最初はゴブリンの村を攻撃するシングルプレイのキャンペーンでユニットの特徴を覚え、タウンホールを急いで上げるよりも、防衛施設と壁をバランスよく育てるのがおすすめです。ある程度慣れたら、活発なクランに入って援軍をもらい、クラン対戦に参加してみてください。このゲームの面白さが最もよく表れる部分です。

参考資料

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